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SNSロマンス投資詐欺<最終章_幕引き編>

さて、前回第二章で投資詐欺サイトで沢山儲けすっかり舞い上がっていたところで、OIL取引で資金が三分の1に目減りしてしまい意気消沈し助手を騙るLINE相手に、勝手に決済してしまったことを謝罪するとともに、ここからの再起をお願いしたようです。

目次

ダマされているとも知らずもがき続ける日々

投資詐欺サイトでの取引を始めて27日目、約4万ドルの資金で16口の取引指示があり、本人もちょっと大きすぎるのではと訝りながらも指示通り取引を始めたようです。そして一旦は約+3万ドルとなりホクホクだったようですが、その時の相場の動きが激しく直ぐに反転し翌日の夜にはかなりのマイナスとなり、リスク率70%近くまで下がってしまったとのことでした。

これには本人も相当ガックリきたようで、且つこのままではあっという間に残りの資金も溶けると危機感を覚え、一晩中眠ることも出来ず取引画面にログインしたままハラハラ、ドキドキし朝を迎えたとのことでした。
つい1日前までは資金4万ドルに+3万(7万ドル)まで行って幸せこの上なかったのが、一晩であっという間に窮地に追い込まれたことになります。

そして朝からは助手にどうしたら良いのか助言を求めるものの、「大丈夫です、安心して待っていてください」や「先生に相談しています」などの回答は返ってくるものの、更に資金は悪化し遂にリスク率50%まで行ってしまったようです。もう4万ドルあった資金も8千ドル程度に落ち込み生きた心地がしない状態で会社でも身が入るわけはなく、口の中がカラカラだったと当時を振り返っていました。
その焦りから何度も何度も相談を持ち掛けるが回答はなく、その間に何とか2万ドルに戻ったり1.5万ドルをウロウロしたりしていたが最初の4万ドルの資金に戻ることはなく、助手からの回答もないため、1.5万ドルでの決済を決心したとのことでした。
この時は資金は元に戻ってしまったが、内心は本当に安堵したとのことです。

本人は、”ここで終わらせるわけにはいかない”、”資金が途絶えたわけではないので、また少しずつ再起していこう”と決意しLINEを送り続けていたところやっと返事があり、返信が遅くなったことへの謝罪とともに「LINEが24時間制限されてしまい返信が出来ずじまいでいた」こと、それから現在の注文状況を聞かれたようです。
たぶん私が思うに、最初から大きく掛けさせて資金を溶かしてしまうのを様子見していたように思えますね、、、

本人はその連絡が途絶えている間にも個人的にGOLD取引を続け、1.9万ドルまで戻したようですが、その前に勝手に決済してしまったことを詫びもう一度頑張らせてほしい旨を話したようです。これ対し「注文を決済したのなら、しょうがないですね!来週の新しい戦略は私がお知らせしますね!」と返信があったようで安心したようですが、これが最後のやり取りとなることはまだこの時知る由もなかったとのことでした。

やっと投資詐欺であったことに気づくも、時すでに遅し

それからというもの、まだ騙されていることを信じたくないのか、またLINEが制限され連絡ができずにいるのか何が何だか分からないまま約10日間は何度か連絡を入れて返信を待っていたようです。
しかし助手を騙る人物からは一向に返信はなく、自身の借入の返済も近づいてきたため、仕方がなく資金の半分を銀行に戻そうとしたようです。

システムから約半分の9千ドルを引き出す手続きをしましたが、今度はこちらも2日経っても入金されない状況だったので、カスタマーサポートに連絡を入れたところ、「確認中、しばらくお待ちください。」との返信が返ってきて少し安心したのもつかの間、それから2日経っても3日経っても入金される気配がなく、やっと騙されたのではないかと愕然としたようです。

「おめーそこで気づくか?おっせーだろ」と突っ込みたいところですが、ここまでかなり信じ切っていたこと、まさか自分が数ヵ月に渡りダマされていたこと、もう資金が返ってこないのではないかということ、どれをとっても現実とは思えず信じたくなかった、まだ一縷の望みを抱いていたので最後まで諦めたくなかったとのことでした。

んー、分からないでもないけどね・・・

こうやってる数日の間にも、奴らは逃げる手はずを整えて既にドロンしていたんでしょうね。
やはり最後まで全てが巧妙つ悪どい!
これまでのやり口やLINEの言動からも、おそらく、いや間違いなく日本人ではないですね。
(手引きしている日本人はいるかもしれませんが)

まとめ

こうやって友人の激動の?1か月が終わり、手痛い人生の教訓を得たのでした。
あれから友人は実家に頼み込み、一旦ローンを返済し本人は毎月少しずつ返していっているようです。
もしお願いするところもなく途方にくれていたなら、友人自身も或いは犯罪じみたことを考えたかもしれませんし、気が小さい人なら自ら死を選んだかもしれません。

当然ながら廃人のようになり自分を責め落ち込んでいましたが、やっと最近立ち直ろうとしている。

決して笑える話ではなく、もっと手が込んで巧妙であったのなら、私自身も引っかかってしまっているかもしれないと考えると身震いがしてきそうです。

今回この友人の身に起こった出来事をこうやって詳しく記載することで、現在、そしてこれからも一人でも多くの方に知っていただきこのような同じ目に遭わないようにと願い、掲載することにしました。

騙されたほうも悪いが、やはり騙す奴らは断罪されるべきだと思います。
今日もどこかで何の罪悪感も感じることなく涼しい顔で人を陥れているのだろう。

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この記事を書いた人

はじめまして、管理人のkazです。


私は20年以上IT関連サービスの仕事に携わっており、その延長でITを通じていま世の中で気になる情報をブログで発信するようになりました。


いま最も気になる俳優や女優、スポーツ選手からお気に入りのお店の情報に至るまで、できる限り分かりやすくまとめていきますので、読者の皆様の知りたい情報入手の時間短縮になればと思っています。

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